Secret Sphere

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現代、安ホテルに似たワンルームサイズの部屋。

使い魔のクラゲが風船のようにふよふよと待機しているかもしれない。
バスタブがふうらの寝床(寝ながら入れるような形状)

記載されている物以外、以下の物が存在する
・クラゲの飼育キット(瓶サイズ)
・勉強机
・電子レンジ、洗濯機等(魔道具)
・その他、クローゼットやクッション、椅子、家電製品(魔道具)、窓、ベランダ等々、都度生えます!

【ルームメイト】
IconPNo.109 ダーミス
IconPNo.308 ふうら
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ただのにぎやかし 
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Iconソラクラゲ - PNo.109
 クラゲは非力なのであっさり取れる事だろう。ダメか……と言わんばかりに触手が項垂れている。
 ダメです。此処は健全な場。

Iconダーミス - PNo.109
「謝らなくて大丈夫ですよ……!
 ほとんど僕の不注意のせいなので……」

 掴まれた手がまだ温もりを覚えている。どうしたらいいか分からず、その温もりに触れるように手を握った。
 自分の手の感触が誤魔化してくれそうだ。ただ、それに勿体なさを感じる。
Icon
「あ………テレビ、始まりそうですかね……?」
 視界の端に見えたカウントダウンを見て言う。このままだと、恥ずかしくてどうしようもなくなってしまいそうだった。
 話を逸らすように、テレビに目を向ける。


Iconふうら - PNo.308
「あっ」

 素直に手を引っ込められたおかげで
 難局そのものは脱したであろう。

 ただ、両手からは熱を帯びているかのように
 憶えている。

 それを和らげるよう、ゆっくりと手を戻し
 クラゲを取ろうと触手をつまむ。
 危ないことをしない内に。

Icon「……なんだかさっきから
 トラブル続きでごめんなさい!」

 *TVのカウントダウンが終わった
  もうすぐ番組が始まりそう!


Iconダーミス - PNo.109
「!?!?!?!?」
 手が重ねられ、石になったが如く固まる。

「あの、ふうらさんの手………」
 貴方の言葉に同意したと言うつもりだったのに、最初に口に出てしまったのは別物だった。
Icon
 いや、確かに一番気になる事だが! だが手を繋いでいる事実が何より心拍数を上げてしまう!
 そして、以前嗅いだことのある甘い香りがしてくる。貴方に包まれてしまうような、そんな気持ちに……

Icon いやいやマズイ! 風紀的にいけない!!
「し、し、失礼しましたぁ!!」

 恥ずかしさとドキドキ感に耐えられず、手を引っ込めようとする。

Icon一方ソラクラゲ - PNo.109
 胸の所の葉っぱが気になるのか、触手でちょんちょん触っている。


Icon クラゲが剥がれそうになる、が色々と危ない!
 それに気づき、ひぃと小さく悲鳴をあげる。

 彼の行動を制止するためにもう片方の手
 両手で彼の置かれているであろう手を握り

Iconふうら - PNo.308
「だっ、大丈夫です!
 こっちは気にしてないので!」


 しっかりと握る。


 ……握りしめたであろうことに、気づいて顔が紅潮する。
 彼女の花からも蜜が出る。もうめちゃくちゃだよ。

 クラゲの方は完全にフリーだ。

 ダーミスさんの精神の平静さと
 クラゲの良心にかかっている!
 頑張れ! 負けるな!


Icon何か温かくて柔らかい感触のに触れたなぁ - PNo.109

Iconこれ、ふうらさんの手じゃない? - PNo.109

Iconダーミス - PNo.109
「おわ゛ーーーーー!!!
 すみません!すみません!!」

Icon
「ていうか何やってんだソラクラゲ!!
 コラ!!ふうらさんから離れなさい!!」


 慌ててるものだから考えなしにクラゲを剥がそうとしてしまう!!


Iconソラクラゲ - PNo.109
 クラゲです。
 ずっとふうらさんの胸にくっついています。
 なんて奴だって思いました? いやいや、これお礼何ですよ。
Icon お礼だからこういう事も許されるんですよね〜〜!

 そう言わんばかりにタイミング良く触手が貴方の腕や手に絡み付いた。今度は下心マシマシに何かイヤらしい触り方をしてくる。
 誰でも無理やり剥がそうとすれば胸が危うい!!


Icon ベッドに置いていた右手に、彼の手が重なる。
 お風呂あがりなのか、温かく感じ――

 はっ、と気づいた時には動揺した表情で
Iconふうら - PNo.308
ほあぁーーー!?

 すっと手を引こうとしたが、胸のところにいたクラゲが
 なんか今だけ、すげえ邪魔する!

 触手がふうらの腕と胸のとこにくっついて引けない。
 無理やりはがすと、胸の方が危うくなるぞ。

*TVは既についていて、番組のカウントダウンをしてる


Iconダーミス - PNo.109
 恥ずかしすぎてどうしたらいいのか分からない……
 そういうつもりはなかったのに、異性で裸でいた事実がなんかもうそういう………いや、止めよう。
 してない。してないもん。
Icon
 虚無だ……もう虚無でいよう。僕は空気。僕は霞。

Icon そう思っていた最中、貴方の声に跳ね起きる。
「えっ! あ……」

 部屋を見渡せば増えた家具が一つ。大きな画面からテレビだと分かった。
「ほ、ホントだ……早かったですね」

 立ち上がろうとして、ベッドの端を掴んで立ち上がろうとする。
 貴方の手がタイミング悪く離れていない時、よく見てなかったために偶々同じところに触れてしまったかもしれない。


Iconふうら - PNo.308
「……」

 無言。

 彼がベッドに倒れているのを見て
 申し訳なさて、気まずさと、黒下着履いてるんだろうな
 まで考えた辺りで思考を追い出そうと頭をぷるぷる振る。

 というか、滑ってきた時、より危なかったのでは?
 頭の中で光景が何度も思い返しそうになったりする。
 だいぶ頭がピンク寄りになっているので
 なんとか考えを切り替えたい!


 その時、鳥に似た物が窓からするりと通り抜けてくる。
 鳥、というより魔力の塊。
 羽ばたきながら、埃一つ舞うことなく床に着地。
 それが光り輝いたと思えば、一瞬にして配達物、TVへと変化した。

 彼女は少し驚いた表情を浮かべたが
 それよりも話題を変える絶好の機会だと思い
 彼のベッドの端に触れ

Icon「思っていたよりも早かったですね。
 ……せっかくですから
 以前言っていた番組を見てみませんか?」


Iconダーミス - PNo.109
 床を見ていた為、貴方がどうやって通知を確認したのか分からない。
 もしや見られたのでは……? と思ったものの、半ば諦めがちに通り過ぎていく。

 洗面所に入り、扉を少し開けて顔だけ出す。
「て、テレビ、ありがとうございます……!」

 それだけ言って今度はちゃんと扉を閉める。

Icon人のスマ本画面を見つめるクラゲ - PNo.109
「ああぁぁぁぁぁぁあぁぁッッッッッ」
 扉の向こうから、耐えていた羞恥心が溢れ出した声が響く。
Icon
 異性に!裸を見られて!下着見られて!
 というか実質裸同士で部屋にいたことになって!

 次に洗面所から出てきた時は服は着てるが、髪を乾かす余裕が無かったのかどこか湿っぽい。
 何もなければ、そのままベッドに倒れ込んでしまう。


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