>>PNo.827 ハートへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「うん、こんなに美味しいのは初めて食べたよ! まるで至高を目指したかのカレーって感じ!」 |
| 例え方がやや特殊だけれど、そう言わざるを得ないくらいには美味しいのだ。二人で顔を合わせながら嬉し気に笑顔でいると、ちょうどスプモーネがライスを盛った状態のお皿を用意してくれているではありませんか。
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 | ルビーちゃん - PNo.13 | 「………。」 |
| そしてこちらはトレーwithスプーンを二人分用意してくれているではありませんか。
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 | トゥルケ - PNo.13 | 「スプモーネも、ルビーちゃんもありがとう。早速盛り付けていこうか!」 |
>>PNo.230 フェブラリアへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「と、いうよりも……アルコール中毒に近いんじゃない? これ。 酔っ払うとこんな感じじゃん。」 |
 | ルビーちゃん - PNo.13 | 「………。」 |
| 酔っ払いの例えが不服なのか、トゥルケを見上げながらげー★を続けている。 |
>>PNo.827 ハートへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「……うん、だいぶいい感じに煮詰まってきたわね!」 |
| 二人して語彙力が衰えているような気もするが……二人がこの時間を楽しんでいる、ということは間違いないわけで。カレーの香りや色、柔らかくなった具は近くで眺めているだけでも食欲をそそるでしょう。
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 | トゥルケ - PNo.13 | 「えっ、いいの? それじゃあ、お言葉に甘えて……。」 |
| 好意は、略。そうしてトゥルケはルゥの注がれたお皿を受け取って、香りを確かめつつ、口をつける――。
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 | トゥルケ - PNo.13 | 「わあ――とても、すごい……。」 |
| ――それはまるで、未知との接触だった。 使ったことのない食材、組み合わせ。それらがハーモニーを奏で、美味しいを超えて美しいの領域にまで達している。これをどう表現すればいいか。きっと感動から覚めた後でも、言葉は浮かばないことでしょう。 |
>>PNo.827 ハートへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「むしろ想像とかけ離れてるかもね。グリーンカレーがものすごく辛かったりとか。」 |
| トゥルケも完全に想像できるわけではなく、よその家で御馳走になるといつも驚かされる、と。ちなみに戦争になるのは辛さくらいである。苦手な人もいるからね。
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 | トゥルケ - PNo.13 | 「そうね、それじゃあそろそろ……。」 |
| と、出来立てカレールゥを投入。あとはもう少し煮込めば完成といったところでしょう。完成が楽しみなトゥルケは、既にうずうずとしています。 |
>>PNo.230 フェブラリアへの返事 | ルビーちゃん - PNo.13 | 「………。」 |
 | トゥルケ - PNo.13 | 「だめそう。」 |
| とりあえず背中をさすってあげる。 ……蟲竜に背中をさすって効果はあるのだろうか。 |
>>PNo.230 フェブラリアへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「痙攣してたけどね、最期……。」 |
 | ルビーちゃん - PNo.13 | 「………、ぢゅぞぞぞぞぞぞ。」 |
 | 思ったより強い音を立てて吸い始めた! トゥルケはこんな表情をしている。 |
>>PNo.230 フェブラリアへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「大丈夫? その時耳栓付けてなかった?」 |
 | ルビーちゃん - PNo.13 | 「………。」 |
| トゥルケがルビーちゃんを降ろせば、とことことふぇぶふぇぶのそばに歩み寄っていきます。 |
>>PNo.827 ハートへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「でしょでしょ? 地元でもカレー粉は家ごとに違うよ。」 |
| 辛味が強かったり香りが強かったり、本当に多々の種類があるようです。そんな話をしながら、具を煮込んでいる鍋の中を覗いていつ入れようかとタイミングを見計らっているようです。
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 | トゥルケ - PNo.13 | 「……ちなみに、墓前にお供えすると香りを届けられるらしいよ。もしかしたら、食べ物も一緒に香りも楽しめるのかもしれない。」 |
| お供え食事の期待値も上げていく。というかやっぱり食事はみんなで楽しみたい、そんな強い意思がトゥルケにはあるのでしょう。 |
>>PNo.230 フェブラリアへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「不可抗力の緊急事態でしょ、多分。聴いたら死んじゃうんだし……。」 |
 | トゥルケ - PNo.13 | 「エーテル……なら、まあ。 いける、かも?」 |
 | ルビーちゃん - PNo.13 | 「………。」 |
| ふぇぶふぇぶがそう言えば、ルビーちゃんは渋々了承したように黙ります。(鳴き声がないだけですが) |
>>PNo.827 ハートへの返事 | トゥルケ - PNo.13 | 「……スプモーネって、嗅覚はあるのかな。」 |
| ふとそんな疑問が浮かびつつ、煮込まれる具材たちを見てこちらはバターをフライパンで熱し、薄力粉を弱火で炒め始める。カレールゥ作りの始まりである。
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 | トゥルケ - PNo.13 | 「地元の香辛料で作られたカレー粉だからね。地域や育て方でも香りが変わったりするし……そもそも、私が使ってるカレー粉は、ちょっと配合してるものが違うからね。」 |
| そう言いながら、薄力粉が薄茶色になったところで火を止めてカレー粉を入れていく。今度ははっきりと香りの違いが分かるでしょう。 |
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