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PNo.695 シィナ  
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ただのにぎやかし 
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>>PNo.762 ハリボテ生徒への返事
聞こえた声に反応するように、男を覆っていた霧が薄くなる。
伸びていた手も小さな傷は与えるものの
致命傷はなく、振り払えばいつでも逃げれる程度のものだ。

「―――
  ――――」

黒い何かから音がする。
悲鳴のような、鳴き声のような言い表せない音。

霧は薄れた、引き留めるものはない
逃げようと思えばいつでも逃げれる状況で小さく

にげて

と声がした。


地下水路 シィナ - (2022/05/25 1:41:16)
>>PNo.953 恵佳への返事
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まだだ
まだ、先まで見れるはずだ。

人をからかって、遊んで、生意気な笑い方もするようになった
弱音を零すようになった。
そんな月の欠けた半分を探すように、従者の忠告を無視して意識を魂近くまで沈めていく。



探偵事務所談話室 シィナ - (2022/05/25 1:31:31)
>>PNo.953 恵佳への返事
Icon
「簡単に言ってくれる


静かに瞼を閉じて
意識を目の前の男に集中させる。

指先から通じて、男の中に入り込む様に
意識を潜り込ませるように魂の位置を探って、それを覗き込む


探偵事務所談話室 シィナ - (2022/05/25 1:05:40)
>>PNo.762 ハリボテ生徒への返事
あなたを囲む黒い霧
それとは別に佇む目の前の何か

問を投げていれば、ざわざわと黒いものが集まって
手のようなものがあなたに伸ばされる。

避けなければ、その手はあなたの手や足に触れるだけで
皮膚を軽く裂いて、血を溢れさせるだろう。
それはまるで、あなたが逃げることを誘う様に小さな傷を増やしていく。


地下水路 シィナ - (2022/05/25 1:02:59)
>>PNo.953 恵佳への返事
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オオカミを従者に預ければ
正面に来ても、大した反応のない男に視線を向けて
手袋を外して軽く男の頬に触れる。


探偵事務所談話室 シィナ - (2022/05/25 0:42:46)
>>PNo.762 ハリボテ生徒への返事
黒い何かから明確な返答はない。
喋れる生物なのか、それとも魔物の類なのか
それすらも分からないような黒い物体。

けれども、すぐに男を襲う気はないのか笑顔を向けられると
黒い霧は狭まるのをやめて
男を囲い込んだまま動きを止める。

あなたの反応を見る様な、誰かからの視線だけが感じられるだろう。


地下水路 シィナ - (2022/05/25 0:27:52)
>>PNo.953 恵佳への返事
Icon
わかった
萩月が寝込んでるっていうのは萩月の中身がって事か?」

オオカミを軽く手で呼び戻せば、男の顔を見て生じる違和感。
まるで中身が違うモノであるかのような
欠けてしまったかのような印象を受ける。

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萩月さん?
おかあさん?」

言われた通りに使い魔の傍に居るまま
オオカミが男を呼ぶ。

不安そうに心配そうに、小さく声が響く


探偵事務所談話室 シィナ - (2022/05/25 0:24:10)
>>PNo.953 恵佳への返事
従者の言っていた恐がる、はオオカミの精神的な意味だったのだろうか
そう思ってしまう程に、
男はいつも通り落ち着いているように見える。

「え?」

呼ばれた声にオオカミが不思議そうに振り返る。


探偵事務所談話室 シィナ - (2022/05/25 0:00:44)
>>PNo.762 ハリボテ生徒への返事
”それ”は素早かった。
あなたの目が黒を捉えれば、逃げ道を塞ぐように周囲を
黒い霧のようなものが囲む。

数歩動けるだけの距離は空けたまま
鳥かごのように男を捉えた。

「―――っ
 
       ――」

一瞬、黒から何かの音がするが
それは声というよりも獣染みており、言葉の判別はつかない。


地下水路 シィナ - (2022/05/24 23:55:26)
>>PNo.827 ハートへの返事
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魔女さんは繰り返すことが辛くないの?
疲れないの?

だって、どれだけ後悔したってもう戻らないのに
一番大切だった人はもういないのに

新しい大切が増える度に、
また、それを傷つけるいつかを考えないの


頬を伝う雫と共に
オオカミが言葉を零していく。

珍味だと言われれば、そうだねっと小さく作った微笑みを浮かべて

「魔女さんはどんな結論を出したの
どう納得したの?」


交錯する夢 シィナ - (2022/05/24 23:41:05)
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