>>PNo.695 シィナへの返事 | 「ふふ…」
ほんのり紅く染められた貴女の表情に安堵したような、感覚を覚える。
恋する人も、愛する人も見ていて微笑ましく、それでいて不思議なくすぐったさや温かさがあるのも若さ故にだろうか。
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 | 「ええ、そうしてあげてください。そして思いっきり恥ずかしがらせてやってくださいね」
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>>PNo.695 シィナへの返事 | 「うん!みんなでいこ!」
褒められればえへへと嬉しそうに笑いながらオオカミの膝へと飛んでいく
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 | 「悪い方向に想像しがちですよね、お父さん…」
使い魔の髪に触れれば自分の指に絡めて弄び始めた
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 | 「ある程度事務所の片付けが終わってからですかねえ…そちらに合わせますよ」 |
>>PNo.695 シィナへの返事 | 「あー、確証は持てなかったんです。最初は何となくそうなのかな?って思ってはいたんですが迷わず貴女の所に向かった時に初めて、確証を得られたんです。
僕以外に真っ先にその人のところに向かった時にこれは本気だな、と。 僕としても凄く喜ばしいんです、彼奴に本気で好きになれる人が出来たこと、心から愛せる人が出来たこと…人を愛することって凄く難しいですから」
人には自分の気持ちを隠すくせにこっちの気持ちは看破するからそこが彼奴の怖いところでもあるんですけどね、と笑う |
>>PNo.695 シィナへの返事 | 「(おっさんは見たことあるのか?それでもシィナの方が外で過ごしている時間は多いように思えるけど…)いやでも猫なのは猫だけど…」
ルカが当てたと言われればえっへん!と無い胸を張る。身体も無いが
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 | 「あ、あはは….この強情さは誰に似たのやら…」
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 | 「アイスに似たんですかねえ…ルカ、パパのこと本当に好きなのですね」
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 | 「うん!ぱぱもおねーちゃんもおかーさんもおにーちゃんも!みんなみーんな!だいすき!」
萩月に拾われ、アイスに見つけてもらうまで独りぼっちで過ごしていた幼な子は家族を得られて今が幸せの時なのだろう 初めて会った頃に比べてとても明るくなったようにも思える、と萩月はぼそり呟いた |
>>PNo.695 シィナへの返事 | 「それは大丈夫ですよ」
いつもの調子で大丈夫、と貴女を抱きしめる
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 | 「気長に接していけばきっと伝わるから、と…もし不安ならごめんなさいをすれば良いんです、彼奴はきっと貴女に怒りはしませんから。今更気が付いたんすか?と苦笑いは浮かべるかもしれませんが」
それが彼奴の良いところでもあるんですね、と男は断言した。生まれた時からずっと傍に居た自分の従者。
今日に至るまでそれなりに従者を見てきた男は大丈夫だと、宝楽の人となりを理解した上で改めて伝える。それは宝楽がどういう存在で、どんな風に貴女を想い、接していたか知っていたが故の断言だった |
>>PNo.695 シィナへの返事 | 「そうそう、中庭でな。あの時は虎姿だったけど…え、あの時シィナマジで俺のことデカい猫って聞いてたんすか?」
撫でられるの好きだな、と思いながらもふと貴女の髪を一房手に取ればそっと髪に口づけを落とす
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 | 「やったー!!ねーねーおねーちゃん!!ぱぱがおんせんいこうって!」
折れた使い魔を尻目に大はしゃぎのルカ じとりと視線を向けられた2人は笑顔でひらひらと手を振るばかりで萩月はすいません、と苦笑いを浮かべた。 トラブルが起きないように頑張りますので、と |
>>PNo.695 シィナへの返事 | 「これ後で怒られる奴だ」
謎の確信が男の胸中に大手を振って現れる、そして湧いて来た何故言わなかったのかという疑問はそっと仕舞い込み
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 | 「おや、もしかして気付かれていなかったですか…」
驚く貴女を見て彼奴がすいませんね、と苦笑いを浮かべる
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 | 「彼奴は職業柄、誰かに好意を大っぴらに言うことが出来ないのです。もし公言して、貴女が他の女性客から狙われるかもしれないと考えていたのでしょうね。本当にわかりにくいやつですいません」 |
>>PNo.695 シィナへの返事 | 「おや、でしたらその時は僕の魔力を遠慮なく沢山使ってください。でもそれ話して大丈夫なんですかね…?」
今ここで本人が聞いていたら眉間押さえて大きい溜息を吐いていただろうな、と密かに頭の中で想像する。
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 | 「いえ、それはあり得ません。断言できます」
きっぱりと言い切れば頭を撫でる事をやめ、頬をそっと傷付けないように優しく撫でる
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 | 「本気で好きでなければ彼奴は自分から誓いを口にすることはあり得ません。本気で貴女の事を愛しているからこそ、自分から口にしたのでしょう」 |
>>PNo.695 シィナへの返事 | 「そっすか?人の姿で昼寝してる時口に入るからいつも困ってたんすけど、シィナがそう言うならそれも悪くないっすね」
でもシィナの髪もさらさらしてるしふわふわもしてるっすよね、と頭を撫でる
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 | 「いってくれるなら!とめる!」
と言いつつもぴたりと大暴れを止める子供。期待に満ちた眼差しを向ければいく?いく?と肩に乗ってすりすりと親猫に甘える子猫のような仕草を取るだろう
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 | 「これ、4人で行けるやつですね…子供は無料…」
覗いてみれば確かにペアチケットではなく家族チケットのようで、子供は無料とも確かに書かれているようだ、チケットを使い魔に握らせれば笑顔を向けた。
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 | 「あ、僕はお留守番してるよ。溜まっている仕事もあるしね」
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 | 「ええ、僕も留守番しています。月詠の仕事を手伝わなければいけませんので」 |
>>PNo.695 シィナへの返事 | ここに娘と母の『父着飾り計画』の立案がなされたのだった。
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 | 「ええ、遠慮なく担いできてあげてください。凄まれるかもしれませんがそれはそれ、これはこれなので」
娘と父の着付けをすることが楽しみなのだろう、いつもより幾らか声が弾んでおり、手も忙しなく貴女の頭を撫で続ける。
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 | 「そこまで来るとプロポーズの域に聞こえますね」
神将は顕現出来る代わりに制約も多いため、こういった誓いを交わせるのは自身が心から決めた相手ただ1人だけ、というのを男は知っており、その事を貴女へと伝えるだろう
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 | 「あいつがそんな事を、なぁ…珍しいこともあるものだ」 |
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